CHAPTER 04 · TOPIC 05
独立2標本t検定
独立二群の平均差をWelch tまたはpooled tで検定し、分散仮定と自由度の違いを学びます。
独立2標本t検定は、互いに関連しない二群の母平均を数量変数について比較します。一つの観察単位は一群だけに属し、群間に一対一の対応はありません。
データ形式#
| 変数 | 形式 |
| 独立変数 | 関連のない二群のカテゴリー変数 |
| 従属変数 | 平均を計算できる数量変数 |
| 比較対象 | 母平均差μ₁−μ₂ |
二群は個別に引き算できません。X̄₁−X̄₂は独立確率変数の線形結合で、その分散は各平均の分散の和です。
平均差
独立な平均差の分散
仮説#
両側
右側
左側
分散が異なる場合:Welch t検定#
平均差の推定分散
Welch t
Welch–Satterthwaite自由度
分散が等しい場合:pooled t検定#
プール分散
プール標準誤差
Pooled t
| 方法 | 分散仮定 | 自由度 |
| Welch t | σ₁²=σ₂²を要求しない | Welch–Satterthwaite近似 |
| Pooled t | σ₁²=σ₂²を仮定 | n₁+n₂−2 |
検定手順#
- 二群の独立性と数量データを確認
- H₀、H₁、方向、αを設定
- 各群のn、X̄、sを計算しWelchまたはpooledを選ぶ
- tと自由度からp値を求めて解釈
一元配置分散分析との関係#
独立二群で同じ等分散モデルを使う場合、t検定と一元配置ANOVAは同じ有意性結論を与えます。